創作小説
シーンと静まり返る 部屋の中 私はいる 静かすぎる静寂に 私は飲み込まれる 窓の外には 広く広くひろい 大海原 ひろい海に 大きな黒い影 鯨だ 大きな大きな 黒い影が 海の中にいる その気配に 私はみじろぎして 震え怯える 恐い そう思うと同時に 想う 鯨は …
シュー・・・ ゴー・・・ 船は汽笛に乗せて のんびりとした空気を醸し出し 船の先端にいる私はこののんびりとした空気と 船の汽笛にほうと息をして大きく深呼吸をする これから私がわたる島「ももしま」の 小さな島のちいさな物語・・・ _________…
琉星が光のすじを引き 月夜を走りだす。 『さがして』といっているかのようなそ んな光に 私は 虜になっていた。 ___________________ 月日は遡ること 数年前の出来事です。 私はぼんやりと月夜を眺めていました。 そこに琉れる一筋の炎…