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【考察】京「舞妓」魅力 ②ー1花かんざし

 

【考察】京の「舞妓」の魅力① - 本のやしろのなかへに引き続き、京都・舞妓の魅力を考察していきますのでよろしくお願いします。

 

舞妓の魅力

  1. 花かんざし(梅、桜、ススキ、など)
  2. 日本髪(おしどり、さっこう、など)
  3. 日本髪付属品(鹿の子、など)
  4. お着物(黒紋付、小紋、浴衣、など)
  5. お着物付属品(ぽっちり、おぼこ、など)
  6. お化粧(薄化粧、白塗り)
  7. お化粧部位(紅、白粉、など)
  8. 小物類(コンパクト、紅容れ、紅筆、ハケ、など)

 

が、物理的に目に見える舞妓の基本的魅力としてあげることができます。

 

この8つの魅力を詳しく見ていきます。

 

 

舞妓魅力1:花かんざし

  • まず一つ目に挙げるとすると、最もポピュラーなものは、かんざしでしょう。
  • かんざしは、最も目に付きやすい舞妓の魅力的な部位。
  • 舞妓年数がどのくらいなのかを見分けることのできるポイントになります。

 

  • 季節によって、モチーフが変わります。

 

  • 1月 正月 睦月
  • 【松竹梅、鶴など】お正月のおめでたい題材を集めたかんざし、
  • 梅松可愛いらしい鶴、稲穂など、賑やかな髪飾り。

 

 

  • 2月 如月
  • 【梅花】
    春の訪れを思わせる季節に。

  • かわいらしい梅花をお散りばめたり
    また節分に楠玉なども飾ります。

 

 

  • 3月 弥生
  • 【菜の花】
  • この季節に綺麗に咲くお花を飾ります。菜の花はこの季節の代表的な存在。
  • 水仙
  • 季節の寒さをやわらげるかのような美しい水仙です。
  • 【牡丹】
  • 見事な花を咲かせ牡丹、この季節にぴったりの花かんざし。花言葉は、高貴・富貴・誠実です。

 

 

  • 4月 卯月
  • 【しだれ桜】
  • 日本の春を代表する桜。舞妓さんが一層かわいらしく華やかに見える髪飾りです。

 

 

  • 5月 皐月

  • 【あやめ・菖蒲】
  • この季節に綺麗に咲くお花です。皐月は旧暦では梅雨の季節。さわやかな色合いで過ごす時期。
  • 【藤】
  • 花穂が垂れ下がる優美な姿、花かんざしの下がりは藤の花がモチーフです。
  • 【あやめ・菖蒲】
  • 旧暦では梅雨の季節です。皐月は別名菖蒲月とも言います。美しい色合いの青です。

 

  • 6月 水無月

  • 【紫陽花・柳】
  • 簪の色合いも青や緑など爽やかな色合いへと変わっていきます。舞妓さんのお衣裳色合いも軽やかに。

 

 

  • 7月 文月

  • 祇園団扇】
  • この季節、街は祇園祭り一色。舞妓さんのお姿も、賑やかな印象に。千年の都、京都の夏の風物詩。
  • 【金魚】
  • すっかり軽やかなお着物になり暑い京都に綺麗な金魚の髪飾り。涼を感じさせてくれるモチーフ。

 

 

  • 8月 葉月

  • 朝顔・すすき】
  • 夏の風物詩は朝顔。旧暦ではすでに秋への入り口、涼しげなすすきのかんざしです。

 

 

  • 9月 長月

  • 【桔梗・萩】
  • 賑やかな夏の季節が終わり、一息つく京都の雰囲気にぴったり。桔梗や萩を飾ります。

 

 

  • 10月 神無月 神在月

  • 【菊】
  • 秋の代表的なお花です。小菊から、大輪の一輪挿しまで、色々な形の菊花を飾ります。

 

 

  • 11月 霜月

  • 【紅葉もみじ】
  • 京都の山々を色鮮やかに染める紅葉。赤と黄色の もみじ、いちょう のかんざし。秋をいっそう華やかなものにします。

 

 

  • 12月 師走

  • 【まねき・餅花】
  • 慌ただしい師走、歌舞伎顔見世にちなんだ招き書きのかんざしです。
  • これにもち花や縁起物を飾った賑やかなデザインです。

 

舞妓さんの花かんざしより引用。