【自分備忘録】万葉集 第二巻 九十 作者:衣通王 〜万葉集恋みくじより〜
『君が 行き
日長くなりぬ
山たづの
迎を行かむ
待つには待たじ』
10nchan作画
貴方が出かけてから、ずいぶん日が過ぎてしまった。
迎えに行こう、あまりに恋し過ぎて、もう待っていられない…
いつまでも受け身でいても、運命の相手とは結ばれません。
勇気を振り絞って、自分から行動してみましょう。
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こんなおみくじを引いた
遙かな時を超え
私の元へ舞い降りたコトバ
万葉集には
このような恋の唄が沢山ある
どんなに待っていても
動かない現実
このうたはそれを唄っているのだ
自分の境遇と照らし合わせる
私は、今まで動いたことはあるだろうか…
ふと思う
私は自分から動いたことはほとんどないと
言っていいだろう
こんなにフットワークが軽い私だけど
今まで恋愛のれの字さえも自分から本気で
したことがないことに気がついたのだった...
なんと言うこと
私は今の今までそれに気が付かなかった
それを教えてくれたのが此の唄だった
本気で人を好きになる
本気で人を追いかける
本気で人を思う
その真髄は
恋焦がれる気持ちと
その恋の持続性
しかし、これは恋の唄
それを忘れてはならない
恋は恋だから
愛は愛だから
情は情だから
そこに可も不可もない
だだそうあるだけだから
自分が今までしてなかったからと言って
全て無に帰るわけではないのだ
そう自分に暗示をかける
自分は一体
何を求めているのか心に問いかける
お金?友情?人脈?恋愛?それとも結婚?
そんなことわからないと
私のエゴはいう
心の奥底は
ずっと…
うるさいほど静かだ
何を言うでもなく
何を思うでもなく
いつも近くにいてほしい
これが私の答えだ
口を無くした梔子の花のように
美しくも儚く刹那の時を流れる芳香に
酔いしれているように
私は私のコトバに酔ってくる
今だってそう
私は私のコトバから産まれるこの
雰囲気にいつも酔う
書き出した時はそうでもないのに
クライマックスにはそう
今自分はそこにいないのだった
その話の
その空気の
その中にいる
それがわかる
私は徒然に
書き綴る
様々なことを
そんな私の手のひらの中のお話したち
誰かの支えや勇気
生きるための糧
そんなふうになってくれていたら
ほんとう嬉しく思います
皆さんに幸あれ
私の話が皆さんに届いき
癒されていますように
お祈りして
末尾